iPhone 3GS SIM Unlock

iPhone修理とパソコン修理のiPhone & PC Aid 尼崎です。

iPhone 3GS の SIM Unlock をやってみました。

iPhone の SIM Unlock は、SIM下駄と呼ばれるアダプターを SIM に取り付けて行う方法と、脱獄（Jailbreak）してソフトウェアで行う方法があります。

3GS の場合は、ソフトウェアで行うのが一般的のようなので、Jailbreakしてやってみました。
SIM の Unlock には ultrasn0w という Jailbreakアプリを使います。

iPhone の場合、モデムファームウエアバージョンとiOSバージョン、製造年月日がうまく合わないと、Jailbreak と SIM Unlock ができません。
この記事を読んで SIM Unlock しても、Unlock できないばかりか、最悪全く使えなくなる場合もありますので、実施される場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。

まず、Jailbreak する場合、iPhone で動作している iOS が Jailbreak 可能かどうかが鍵になります。
次に、ultrasn0w がサポートするモデムファームウェアバージョンかどうかです。
モデムファームウェアは対応したバージョンに書き換えれる場合がありますが、2011年34週目以降に製造されたものはできません。

で、今回の対象の iPhone 3GS はというと、iOS4.3.5 & BB5.16.02 と iOS6.0.1 & BB5.16.07 でした。
iOS の Jailbreak はどちらも紐付きと言われる再起動したら脱獄状態が解除されるもので、一般のには使いにくいものです。
BB（モデムファームウェア）もどちらも、ultrasn0w が対応していません。

ということで、まず iOS を 完全に脱獄できるバージョンにしないといけないのですが、iPhone は最新にはいつでもできますが、過去のバージョンには SHSH というものが保存できてないとできません。（SHSH は通常利用では保存されていません）
では、どうするかというと、幸いな事に iOS 4.1 は、現在のところ iTunes でいつでも戻せるようなので、iPhone 3GS 2台を iTunes 10.4.1 を使って iOS4.1 にダウングレードします。

ダウングレードできたら、redsn0w という Jailbreak ツールを使って Jailbreak します。
その際に、モデムファームウェアを iPad ベースバンドの 6.15.00 にあげました。
対象の iPhone 3GS はどちらも製造年月が2009年だったので、問題なくモデムファームウェアも変更できています。（GPSも問題なしです。GPSに問題がある場合は、再度モデムファームウェアをダウングレードします。）

次に、ultrasn0w をインストールして SIM Unlock 完了です。

手持ちの DoCoMo SIM が問題なく使えていますし、海外SIM も海外ローミングで使えることが確認できました。

めでたしめでたし！

それでは、また明日！

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